友達と会う日の朝、出かける支度の最後に、棚の上の Zf を手に取ります。ストラップは一番短くして、両端を結んだまま。肩にかけると、少しワクワクした気持ちで家を出られます。

最初のカメラ Z fc と同じ、シルバーを選んだ理由

社会人になって初めて自分で買ったカメラは、Nikon Z fc のシルバーでした。YouTube の撮影で ZV-E1 を使い始めてからは Sony の E マウントに揃えることになり、Z fc は手放しています。それでも、あのシルバーのカメラと出かけていた頃のことは、ずっと覚えていました。

Zf が登場したときも、欲しかったのはシルバー。2025年9月にシルバーが出ると知って、ほとんど迷わずに決めました。

仕事と YouTube の撮影は、今も Sony のカメラで困っていません。Zf は、撮ることそのものを楽しむために選んだカメラです。

ダイヤルで設定してから覗く、見やすいファインダー

Zf の上面には、ISO感度・シャッタースピード・露出補正の3つのダイヤルが並んでいます。手持ちのカメラでこのダイヤルがあるのは、Zf だけです。

ダイヤルをカチカチと回して設定を決めてから、ファインダーを覗く。回す感触が気持ちよくて、撮る前から楽しくなります。約369万ドットのファインダーは、覗くと景色がくっきりと明るい。背面の液晶で撮るときより、目の前の景色に集中できるのが好きなところです。

見た目はクラシックでも、M11-D と比べると AF でサクサク撮れる。じっくり撮りたい日は M11-D、気軽に撮りたい日は Zf。自然とそう使い分けるようになりました。

ZfのISO感度・シャッタースピード・露出補正のダイヤル

[写真:DSC09632 上面ダイヤルのアップ]キャプション:/Sony α7CⅡ / SIGMA 20-60mm F2.8-4 DG DN | Contemporary

部屋に置いても、服に合わせても馴染むデザイン

使わない日も、Zf は防湿庫にしまわずに棚の上に置いています。目に入るたびに、次はどこに持っていこうかなと考える。部屋に出しておきたくなるカメラです。

服にも合わせやすく、友達に「今日のカメラ可愛い」と言ってもらえると、やっぱり嬉しい。パリでは、雨の最終日にようやく持ち出したところで、現地の方に「どこのカメラ?」と声をかけられました。

2026年の春、プレミアムエクステリアの張り替えで、革をセピアブラウンにしました。シルバーのボディに、茶色の革。自分だけの1台になったようで、気に入っています。

セピアブラウンに張り替えたZf

レンズは NIKKOR Z 40mm f/2(SE)の1本だけ

レンズは、ボディと一緒に買った NIKKOR Z 40mm f/2(SE)の1本だけです。

Z fc のときに気に入っていたのが 28mm、換算で約42mm の画角でした。だから 40mm は、最初から手に馴染みました。一度、もう少し広い 28mm も気になってお店で試しましたが、結局 40mm に戻っています。

小さなレンズを付けた Zf は、見た目のバランスもいい。レンズを選ばなくていい分、ちょっと出かける日にも持っていきやすくなりました。

Zfを持ち出してちょっとお出かけ

風車
Zfを持って、テスラに乗ってちょっとした小旅行へ
犬吠埼の波は今日も激しい
電車を待つ
もとちょうしえき
すすきをみて秋を感じる
朝焼けの富士山

部屋で撮った、3Dプリンターの小物

時にはミスもする

春の街歩き

撮影の始まりも東京駅のことが多い
東京駅周辺をふらふらと
何があるわけではないけどゆったりとした日常

6月の紫陽花

紫陽花は思入れのあるお花

写真はすべて Nikon Zf / NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

気になるのは、約710gの重さと動画への切り替え

いちばん気になっているのは重さです。バッテリーとカードを含めて約710g。見た目よりずっしりしていて、グリップを付けずに1日持ち歩くと、手首が疲れることもあります。

写真と動画の切り替えも、得意ではありません。ダイヤルで設定するカメラなので、動画にするたびにシャッタースピードや ISO を合わせ直すことになります。買った頃は Zf で動画も撮ってみたいと思っていましたが、今は動画は α7CⅡ に任せていて、Zf ではほとんど撮っていません。写真だけに使うようになって、かえって気楽になりました。

それから、Zマウントのレンズは Sony の E マウントほど選択肢が多くありません。私は 40mm 1本で満足していますが、いろいろなレンズを使いたいなら、欲しいレンズがあるか先に見ておくと安心です。

Zf をすすめたい人、ほかのカメラと比べてほしい人

見た目が好きなカメラを持ちたい方や、動画よりも写真を楽しみたい方には、Zf をすすめたいです。単焦点レンズ1本で、散歩や友達と出かける日に気軽に撮る。そんな使い方にもよく合います。

反対に、軽さをいちばんに考えたい方や、写真と動画を同じくらい撮りたい方は、ほかのカメラとも比べてみてください。重さは実際に持たないと分からないので、どちらにしても、一度お店で手に取ってみるのがおすすめです。


スペックの表だけでは、このカメラの良さはたぶん伝わりません。出かける前に手に取ると、少し気分が上がる。私にとって Zf は、そういうカメラです。次の週末も、きっと棚の上から連れていくと思います。